乳幼児モニタリング報告書

モニタリング報告書_幼児施設

1. 実施期間  2016年8月15日より9月20日

2. 対象  0歳児 2名、1歳児~4歳児 各4名

3. モニタリング場所  ピコピコハウス保育室(神奈川県横浜市港北区綱島西2-1-7)

4. 使用教材  つのつのサイコロ700ピース、つのつのテトラ700ピース、つのつのボード1基

5. 方法
1. つのつのサイコロのみの活動
2. つのつのテトラの活動
3. サイコロ テトラの共用活動
4. ボードを取り入れての模倣活動(3・4歳児のみ)

0歳児

つのつのサイコロを「つかむ・握る・投げる・口に入れる」。この活動から、<ツノの部分をつまむ>行為に展開した。投げても安全な硬さ・材質なので、安心して活動を見守ることが出来た。
投げる時期から転がす時期に移行し、様々な遊びに発展していた。従来0歳児は「つかむ・握る」行為が多く、<つまむ行為>までは発展しないケースが多いが、ツノの部分が乳児の指に合っていたようで、つまむ行動を身に着けたことは、大きな収穫となった。これは他の玩具では、見受けられない展開であった。
また、0歳からのST基準を得ているので口に入れても安全な<STリングサイズ>である事、食品衛生法に基づいた材質であることで、歯が生える時期の<歯固め玩具>としても、活用出来る結果となった。洗濯機で洗浄することもできるので、洗って清潔な状態を保つことが出来る事は集団活動において非常に役立つことであった。水洗いのできるプラスティック玩具は多々あるが、洗濯機洗浄の出来るこの種の玩具は、つのつの以外なかった。
その後、つのつのテトラの活用を行った際、穴に入れる動作も試みようとする場面も見受けられた。つのつのテトラは、穴の数が多いため 視覚から<穴に入れる動作>に気付き、更に発展したものと思われる。

1歳児

0歳児の活動に加え、つのつのサイコロの積み上げに興味を持ち、集中力の持続バランス感覚の養成に役立つことと思われる。言葉、色を覚える時期で、原色のサイコロは色の見極めにより認識を深め言語の発達にもつながった。
つのつのテトラは、どの面にも穴があり、繋げて直線を作ることに興味を示し、つなげることに集中していた。
1歳児は、サイコロとテトラを互換して遊ぶまでには至らなかった。色ごとに並べたり、同じ間隔で色を変えて並べ、積み上げる遊びにも発展していた。

2歳児

前述の活動に加えて、床に敷き詰め <おうちごっこ>に発展し、<自分のテリトリー>を作成してごっこ遊びにつながる場面も見受けられた。
つのつのテトラを加えることで、つなぐ行為が容易に行えるようになり、集中力のある園児は年長児の行為を観察して、複数つなぐ場面も見受けられた。
夏季の<プールワーク>にも活用し、水に浮く材質であるため プールの中でも「浮かべる・流す・落とす」など行為を行うことで、<水への恐怖心>を感じずに、水に慣れることが出来た。
色・形・数への興味を促すことにも役立った。

3歳児・4歳児

つのつのサイコロを色を選び並べて、ぶどう・チューリップ・バナナなど造形活動を行っていた。
つまんで転がす<独楽遊び>も、自由に行うことが出来るようになり、手指活動の助長に役立つことが伺われた。
サイコロが跳ねることを自ら発見し、それぞれカラーを変えて<跳ねる競争>を行い競い合う場面も見受けられた。サイコロの目で数を競い合ったり、数の概念の認識にも役立つことが感じられた。
つのつのテトラを初めて手にした瞬間、縦に長くつなげて折り曲げるように円形を作り、首飾りにした際は、保育者たちも予想しない展開で、驚いた場面があった。
サイコロとテトラの互換性を自ら理解し、色・形を選び立体的な作品を数多く作り上げている様子は、想像力・形への興味・数の概念・自由な発想など、<造形・自然・表現・言語>など幼児教育要綱の、5領域全てに当てはまることを認識した。
プールワークの中では、浮かべたつのつのを救い上げる<つのつの救い>を行い、バランス感覚の認識を深める事にも役立った。
また<つのつのボード>を使用し、保育者が作成した形を真似る<模倣活動>を行った際、模倣することで、組み立て・色の認識・形の認識を同時に行う複雑な活動は 3・4歳児には興味を深く持つ活動であった。この活動を通して、集中力の成長が感じられた場面であった。
今後も知育活動として、取り込んでいきたい。